世界で活躍するお洒落賢者たちをピックアップする【今、気になるファッションアイコン】シリーズ。ファッションをもっと楽しみたいとき、お洒落をアップデートして気分を上げたいときには、彼女たちを参考にしてみて。
今回ご紹介するのは、モデルであり、デジタル業界で活躍するジータ・ドートヴィル。パリで最も古く、名の知れた一族のひとつであるドートヴィル家に生まれた彼女は、15歳のときにモデルデビュー。その後Googleで勤務をスタートさせ、現在ではYouTubeのパートナーマネージャーとモデル業を両立させています。
ファッションウィークでも引っ張りだこの彼女の、この冬参考にしたいモードフェミニンな着こなしをピックアップしました。

トレンドのバーガンディでぐっとシックな表情へ

2025春夏ミラノファッションウィークの「フェンディ」のショーに参加した際には、トレンドのバーガンディを主役にした着こなしでした。きゅっとウエストがくびれた構築的なジャケットとIラインスカートのコンビで、バーガンディの色気を引き立てて。そこにベージュのカバードロングブーツを合わせ、モード感を強調。暖色コーディネートに映えるアイシーなバッグでメリハリを授けました。

ニュートラルなベージュコーデに遊び心を効かせて

「ロエベ」のショーには、ニュートラルなベージュを基調としたぬくもりカラーのコーディネートで登場。ファー切り替えが印象的なコートに、ふわっと広がるフレアパンツを合わせしなやかに。そこに、アニマルモチーフのバッグとレオパード柄パンプスを効かせて、遊び心ある装いを完成させました。

チャンキーソールのブーツでほんのりスパイスを

キャメルやベージュ、ホワイトを重ねた、柔和なコーディネートで「フェンディ」のショーへ。馴染みの良いベージュのリブニットとキャメルコートのインに、白シャツを忍ばせてシャープさを加味。パールのようなツヤスカートが上品さを後押ししてくれます。小物も白で統一しつつ、チャンキーソールのロングブーツを合わせてスタイリッシュさをミックス。

アニマル柄×バックルブーツが格好良い!

2025春夏パリファッションウィークの「ディオール」のショーに参戦。コートが主役になる季節には、こんな強気なコートでハンサムオーラを振りまいて。格好良いレオパード柄のコートを、共布ベルトでマークしてフェミニンを共存。バックルロングブーツを掛け合わせ、ぴりっとスパイシーにまとめました。

威力抜群なファーコートを活用

2025春夏パリファッションウィークの「ステラ マッカートニー」のショーに参加した際には、ボリューミィなエコファーコートが視線を奪う、モードフェミニンな装いに身を包んでいました。オールピンクという高揚感のある着こなしは、くすみトーンでシックなムードを両得。マスキュリンなスーツを合わせているので、糖度が中和されて大人らしく仕上がっています。

注目ファッションアイコン、ジータ・ドートヴィルの冬スタイルを5選お届けしました。ただ甘いだけではない、力強さを備えたしなやかフェミニンスタイルをぜひ参考にしてみて。

Senior Writer:Fumika Abe