今回ご紹介するのは、フィレンツェ在住で、ファッションやビューティ、ライフスタイル、アートに関する雑誌『JOYS』の編集長を務めるギリ・ビーガン。写真家やスタイリスト、アートディレクターとしても活躍しており、ファッションウィークやカンヌ映画祭といったイベントにも引っ張りだこ。そんな彼女の、今季のトレンドカラーである「赤」を使ったコーディネートを5選お届けします。多彩な赤の選び方、着こなしへの取り入れ方を参考にしてみて。
バーガンディと赤を重ねればキャッチーさ抜群
昨年から引き続き人気の赤。なかでも今季は、色香の立ち上るバーガンディが新トレンドとして浮上。ギリ・ビーガンはジャケットとミニスカートのレザーセットアップで取り入れ、スパイスを足し算。足元に真っ赤なブーツを迎えると、キャッチーさが高まります。バッグは白を選び、強い配色をうまく中和。
くすみレッドのコートをドレスのように着こなして
冬に欠かせないロングコートも、トレンドの赤を指名して今っぽくアップデート。くすんだ赤なら奇抜にならず、冬のダークカラーアイテムとも馴染ませやすいです。さらりとドレスのようにまとえば、グラマラスなムードがぐんとアップ。ツヤを湛えた小物を加え、レディにフィニッシュ。
ワインレッドのバッグを差し色にする
スカーフデザインがエレガントなクリームホワイトミニワンピースで、しなやかさを獲得。ワンピースと丈感を揃えたミドルコートは、キャメルをセレクトして柔らかな雰囲気をアップ。ほっこりしないよう足元にはメタリックシルバーのパンプスを、手元にはマチュアなワインレッドバッグを投入しスタイリッシュにまとめました。
鮮やかな赤を散らして着映えを実現
清楚な水色シャツに、フリンジがアクセントの黒マキシスカートを重ねてドラマティックに味付け。万能ベージュトレンチコートに鮮度を宿すべく、赤のニットプルオーバーをストール感覚で引っ掛けて立体感をオン。足元でも同じ色をリピートし、調和の取れた着こなしを完成させて。
バーガンディの魅力が引き立つ辛口スタイル
コート、ショートボトム、バッグをレザー素材で統一し、きりっとしたモードスタイルを堪能。シックな黒には、深みのあるバーガンディを寄り添わせるのが正解。白のクロップドシャツを迎えて間延びを解消しながら、軽やかさをプラスすると程よい抜け感が漂います。
マルチな活躍ぶりを見せる、ギリ・ビーガンのストリートスナップをお届けしました。本格的な冬はもうすぐそこ。彼女のようにトレンドカラーを盛り込んで、寒い日でもお洒落を楽しんで!
Senior Writer:Fumika Abe