シーズンレスに活躍する「黒」を基調とした着こなしは、街路樹が色づいてくる秋の街中でよく映えます。ワンカラーでものっぺりさせず、立体的に導けばお洒落上手な印象が実現。今回は、デイリーで参考にしたい黒の着こなし術をお届けします。ぜひ参考にしてみて。

レースを仕込んで色香を漂わせる

黒一択でもメリハリを叶えるなら、繊細で華やかなレース素材を迎えるのが得策。インフルエンサーのダーヤ・バラニクは、かりっとしたマスキュリンなスーツにセンシュアルなレーストップスを合わせ、互いの持ち味を引き立て合わせました。レザー小物を足し、さらなる奥行きを授けて。

小粋なボトムコーデでリズミカルに

クルーネックのジャケットとミニスカートの黒セットアップでグッドガールな趣を演出。足元はスニーカーで外しながら、同じ黒で繋いで統一感をキープ。ドット柄のシアーストッキングと白靴下を掛け合わせ、リズミカルに誘導するとオールブラックも表情豊か。

異素材ミックス×差し色小物でメリハリアップ

レザーパンツとローファーの光沢感を頼りにすれば、ブラックコーディネートものっぺりしません。そこにキャメルのスカーフとブラウンバッグを差し色として加えながら、上品さを両立。いずれもレザー素材を選ぶとモダンに着地します。

シアーなストッキングでグラデーションに

ヒップを覆う丈感のジャケットを、ミニワンピース風に着こなしていたインフルエンサーのレイア・スフェズ。黒のロングブーツを合わせ、すらっと見せて。シアーなストッキングを仕込んでグラデーションにすれば、オールブラックが単調になるのを回避することに成功。

辛口レザーパンツでタフな魅力をアピール

インフルエンサーのタマラ・カリニャックは、リブニットとレザーパンツの合わせ技で立体的なブラックコーディネートをメイク。きりりと辛口なレザーパンツがあれば、黒コーデの格好良さが倍増。スリッポンシューズでかかとを覗かせると、適度な抜け感をプラスできます。

立体感やメリハリを意識すれば、ブラックコーディネートも完成度がアップします。定番で万能なカラーをうまく使い、お洒落上手な印象を叶えて。

Senior Writer:Fumika Abe