この秋冬、ベーシックカラーのひとつだった「ブラウン」がトレンドの最前線に! 穏やかなカラーをけっして地味に落ち着かせず、今っぽく垢抜けさせるためにはどんなコーディネートが正解? お洒落賢者たちが集うファッションウィークのストリートスナップから、着こなしハウツーをお届け。

ブラウンコーデを成功させる「たったふたつのコツ」

【1】素材、色味に変化をつけて立体的に
ブラウンを基調とするとき、素材や色味に変化をつければ間延びを回避でき、立体感を演出することができます。
【2】最愛ベージュを合わせてみる
ブラウンと相思相愛なカラーといえば、やっぱりベージュ。柔和でぬくもりを感じる色合わせで上品さをアピールすれば、今季らしいクラシックさが漂います。

【ポイント1】素材、色味に変化をつけて立体的に

レザーのボトムコーデでスパイスをプラス

上下の色味をわずかに変えたブラウンコーディネートを披露した、ブロガーのエイミー・ソング。ほっこりしがちなブラウンのワンカラーも、レザー素材のスカートとブーツを迎えればぴりっと辛口になり都会的。さらにネックレスとバッグのチェーンストラップで煌めきを宿せば、華やかさを両立できます。

ビターなブラウンも異素材ミックスなら地味にならない

こっくり深みのある、ビターブラウンを基調としたコーディネート。ムートンコートやサテンスカート、レザー小物で異素材ミックスにすれば、けっして地味になりません。落ち感のあるIラインスカートとショート丈のコートでバランスアップを意識すればパーフェクト。

シルエット×配色にこだわり品よくまとめる

アパレルブランド「ROTATE Birger Christensen」を手掛けるジャネット・フリス・マドセンは、ロングコートとタイトスカートの合わせ技でIラインを強調し、ブラウンコーデに上品さを上乗せ。色味に変化をつけつつ、ウール×サテン×レザーの異素材ミックスで立体感を演出し、単調になるのを防止。

【ポイント2】最愛ベージュを合わせてみる

スウェード素材ならぬくもりアップ

モデルのメアリー・リーストは、ベージュとブラウンの色合わせでしなやかなスカートスタイルをメイク。上下ともスウェード素材を選べば、暖色の装いにさらなるぬくもりを灯すことができ季節感にマッチ。

ワンショルダーで動きをつけて

オンオフ兼用できる優雅なベージュスーツを取り入れていた、モデルのクロエ・ルカロー。トップスと小物はブラウンで統一して、穏やかな引き締め効果をプラスし品の良さを印象付けて。トップスはワンショルダーを選ぶと、斜めのネックデザインがスタイリッシュさを演出してくれます。

ニットのマフラー風アレンジであたたかみを足す

ジャケット、パンツをダークブラウンで統一したら、レザー素材のボトムを選んでメリハリをオン。ベージュのニットプルオーバーをマフラーのようにくるっと巻いて、ウォーミーな表情へ。ブラウンとベージュの繋ぎ役として、白のニットとキャップを加えると小気味よくまとまります。

この秋冬注目の「ブラウン」をメインにしたコーディネートをピックアップしました。ご紹介したふたつのポイントを押さえておけば、成功間違いなし! ぜひ、参考にしてみて。

Senior Writer:Fumika Abe