1枚で着ても美しいシンプルなシャツは、ニットトップスやプルオーバーを重ね着することで、トップスの魅力をさらに際立たせることができる、名脇役でもあります。ここでは、ストリートスナップ常連者、エミリー・シンドレフ、ヴェロニカ・ハイルブルンナー、エヴァ・チェンが実践するシャツのレイヤードテクニックをお届け。秋めいてきた最近、ぜひ取り入れたい着こなしです。

ブルーニットを引き立てるピンクのシャツ

存在感たっぷりなブルーのケーブル編みニットにソフトピンクのシャツを重ねたのは、デンマーク出身のファッションアイコン、エミリー・シンドレフ。ジャストフィットのニットトップスを選んで、シャツの袖や襟を程よくアピールするのがバランスよく着こなすコツです。甘めだけど新鮮なブルー×ピンクの掛け合わせがエミリーらしい。腰に軽く巻いたニットでさらにこなれ感がアップ。

ニット×シャツの同色レイヤードで生まれる洗練さ

ファッションエディターのヴェロニカ・ハイルブルンナーは、ラコステのVネックニットにシンプルな白シャツをレイヤード。彼女のように、あえてニットと同系色のシャツを重ねることでこなれたコーデが実現します。首、袖、裾の切り替え配色がちょっぴりスクールガールを彷彿とさせるプレッピーさもポイント。定番のロングデニムスカートを合わせれば小洒落たデイリースタイルに。

いつものデニムを格上げするシャツのレイヤード

デイリーユースのデニムをおしゃれにアップデートしたいならエヴァ・チェンのコーデを参考にしてみてはいかが? インスタグラムのファッションパートナーシップのディレクターを務めるエヴァは、淡いピンクのギンガムチェックのシャツにブラックのプルオーバーをレイヤード。袖をラフに捲り上げることでカジュアルなデニムとマッチングさせていました。何気ないデニム×プルオーバーですが、シャツをプラスすることで、瞬時にこなれ感が宿ります。

おしゃれのプロが実際に取り入れるレイヤード術をスナップと共に紹介しました。肌寒さを感じる今こそ取り入れたいテクニックなので、ニットやトップスだけでは味気ないと感じた時にシャツをレイヤードしてみてください。