ユニクロ(UNIQLO)から、ブランド史上最も軽くて暖かく、自宅で洗濯できる新開発の機能性中綿・パフテック(PUFFTECH)を使用した新アウター各種がリリースされました。パフ(PUFF/服らみ)とテック(TECH/テクノロジー)を組み合わせたネーミングのとおり、日本の最新繊維技術を駆使し、より多くの空気を溜めこんで暖かさをキープする独自構造の中綿です。

2024年10月初旬、都内で開催されたユニクロのパフテック(PUFFTECH)お披露目記者会見

PUFFTECH(パフテック)ってどんな素材?

パフテックキルトコート¥9,990/ユニクロ(ユニクロ シー)

パフテックは、天然羽毛(ダウン)の構造を化学繊維で実現したという中綿。中が空洞でバネ状になった髪の毛の約1/5の極細繊維を含む2種類の繊維から構成されています。ボール状の中綿が空気の層を作るため、高い断熱効果と保温性を実現したのだそう。ユニクロと繊維メーカーの東レが約10年もの間共同で開発にあたり、1年間に100回を超える試作を繰り返したという渾身の高機能素材なんです。

パフテックのメリットを説明する、株式会社ファーストリテイリング グループ上席執行役員 ユニクロ R&D統括責任者 勝田幸宏氏

① お手入れが簡単!
自宅で手洗いが可能。ダウンに比べて速く乾きます。

② 天気や気温の急な変化に対応
雨や霧など、湿度90%以上の環境下でも暖かさをキープ。表生地にはっ水機能を備えています。軽量でかさばりにくく、コンパクトにたたんで収納可能な巾着ポーチつきのパッカブル仕様。

③ 綿抜けの心配が少ない
独自構造の粒綿により、羽毛と比べて綿抜けがしにくく、中に着ている洋服に綿がくっつく心配がありません。

④ スタイリッシュなデザイン
ダイヤ状・ブロック状・ノンキルトなど、ダウンと比べてデザインの幅が格段にアップ! ユニクロ ユー(Uniqlo U)やユニクロ シー(UNIQLO:C)などのコラボレーションアイテムもラインナップし、バリエーションが豊富です。

【左】同量程度の水に濡らしたときの羽毛(ダウン)とパフテックのかさ高を比較・【右】同じ質量で従来の中綿とパフテックのかさ高を比較

とくにうれしい機能は水濡れに対する強さ。水に濡れると羽毛(ダウン)はかなり縮んでしてしまいますが、パフテックはあまり縮まずにかさ高をキープ。勝田氏によると「自宅での手洗いが可能で、長袖ブルゾンでも一晩で乾く」という速乾性の高さも魅力です。

Coordisnapエディターズの注目パフテックアウター

パフテックのお披露目記者会見にて、実物を目にしたCoordisnapエディターズが気になった新作アウターをクローズアップ!

ユニクロ ユー&シーのパフテックアウター各種

【左】パフテックキルトコート¥9,990(ユニクロ シー)・【右】パフテックボリュームパーカ¥12,900(ユニクロ ユー)/ユニクロ

クレア・ワイト・ケラー氏がディレクションするユニクロ シー(UNIQLO:C)と、クリストフ・ルメール氏&サラ-リン・トン氏がディレクションするユニクロ ユー(Uniqlo U)の2024年秋冬コレクションにそれぞれ登場したパフテックアウターに注目が集中!

パフテックノンキルトベスト¥6,990/ユニクロ(ユニクロ ユー)

とくに、ダウン特有のパッキングがないユニクロ ユーのノンキルトベスト(¥6,990)やボリュームパーカ(¥12,900)は、メンズアイテムにカテゴライズされていますが、ミニマルなデザインとジェンダーレスで着られるハンサムなムードで大好評。記者会見に参加したインフルエンサーたちが次々と試着していました。

接着キルティングデザインが個性的なパフテックパーカ

パフテックパーカ¥6,990/ユニクロ

接着面を互い違いにあしらって中綿を固定するデザインのパフテックパーカ。はっ水加工処理をした2枚の生地を織り合わせた特殊素材で、針穴がないため、雨や風が侵入しにくいというメリットがあります。自宅で洗濯可能なので、汚れやすそうなオフホワイトカラーでも気兼ねなく羽織れます。

インナーとしても着られるパフテックベストやパーカ

【左】コートの下に着たパフテックコンパクトベスト¥3,990・【右】パフテックパーカ¥6,990/ユニクロ

ここ数年はビッグサイズのアウターがトレンドの主流ですが、あえて体にフィットするコンパクトなサイズを選んでおくと、手持ちのウールコートのインナージャケットとして重ね着できるのでとても便利! ベストやパーカなどさまざまなデザインがあります。

「パフテックが、ヒートテックやエアリズムなどユニクロの新しい代表的な機能性シリーズとなるよう、これからも開発に注力していきます」と勝田氏。自分のライフスタイルに合わせて上手に取り入れ、この冬を乗り越えていきたいですね。

Senior Writer:OKISHIMAGAZINE