ロイヤルズの格式と現代性を兼ね備えた、まさに“ロイヤルファッションの新基準(The Royal Standard)”をご紹介。世界のロイヤルたちが体現するタイムレスで、エレガント & モードな装いの哲学を紐解きます。今回は、ロイヤルファッションに新風を吹き込む、ファッショナブルなプリンセス、モナコ公国・シャルレーヌ公妃にフォーカス。時代の一歩先を行く、公妃のシグネチャールックを徹底解剖します。
時代を読み、自分を貫く、ロイヤルファッションの開拓者
従来のロイヤルファッションの枠を超え、ミニマル・モダンな装いで新たなロイヤル像を確立した、モナコ公国のシャルレーヌ公妃。
元オリンピック競泳選手という、しなやかで強靭なボディラインを彼女の武器にし、その骨格を活かしたマスキュリンなルックには、自立した女性のファッション・スピリットが宿ります。
現代モナコを象徴するモダン・アイコンとして、国民からも熱い支持を集めています。
クラシックを再定義するモダン・ヘリテージ
構築的なシルエットを好む公妃の真骨頂ともいえるドレスコート。オートクチュールを彷彿とさせるクラシックなデザインを、現代的なカッティングで高貴な装いに仕上げました。
グローブやパンプスなど黒小物でモードな緊張感をプラス。
究極のミニマリズムで現代ロイヤルの象徴に
テーラードの端正さと機能美が融合したジャンプスーツ。パンツスタイルは彼女のステートメントアイテムですが、今回はロイヤルブルーが知的に輝くエレガントな素材をチョイス。
これまでのマスキュリンな装いから、より洗練された都会的なエレガンスへと更新しました。
色彩の遊び心が弾けるアーバン・フェミニン
鮮やかなマルチカラーのストライプスカートが主役。テーラーカラーが特徴的な白シャツでクリーンに中和させました。
無地を好む彼女にとって、多色使いのプリントスカートは新鮮。
ブルーを纏う究極のシグネチャールック
ワンショルダードレスも、公妃が誇るシグネチャー・スタイルの一つ。地中海を彷彿とさせる鮮やかなブルーが目を引く、まさに彼女を象徴するアイコニックな一着です。
右肩から裾へと流れるアシンメトリーなドレープは、元アスリートのしなやかな肢体を際立たせ、ロイヤルならではの気品を添えています。
Text:K.uehara