ロイヤルズの格式と現代性を兼ね備えた、まさに“ロイヤルファッションの新基準(The Royal Standard)”をご紹介。世界のロイヤルたちが体現するタイムレスで、エレガント&モードな装いの哲学を紐解きます。今回は、イギリスの次期国王・ウィリアム皇太子の妻、キャサリン皇太子妃の「パンツスーツ」スタイルに注目。クラシカルな品格とモードを両立させた、皇太子妃の新シグニチャースタイルを徹底解剖します。

世界中が熱視線! ロイヤルきってのスタイルアイコン

伝統を重んじつつ、時代に寄り添ったタイムレスな着こなしで知られるキャサリン皇太子妃。公務で着用したブランドは即完売することも多く、その影響力は絶大。

皇太子妃が英国ファッション産業にもたらす経済効果は年間約1800億円にのぼるといわれ、世界中のロイヤルファンが一挙手一投足に注目する、ファッショントレンドの牽引者です。

伝統的なチェック柄をモノクロームで

キャサリン皇太子妃の最近のシグネチャースタイルは、知的エレガンスが薫るパンツスーツスタイル。

この日はグレンチェック柄のパンツスーツに、同系色のチャコールグレーのインナーを合わせ、ミニマルかつ洗練された着こなしで、ロイヤルらしい「パワー・ドレッシング」を完成させました。

モードなエッセンスも楽しんで

エリザベス女王ゆかりのイベントに、皇太子妃には珍しい「ヴィクトリア・ベッカム」のパンツスーツで颯爽と登場。

深みのあるオリーブグリーンと、ややフレアシルエットになったモード色の強いパンツは、従来のクラシックなスーツスタイルとは一線を画す冒険的なファッション。公務スタイルに現代的なエッジを加えた一着です。

英国ブランドで作る品格トラッド

ラルフローレンのクラシックなツイードジャケットを主役に、ホワイトシャツ×ネイビーのストレートパンツで気品あるトラッドスタイルに仕上げたキャサリン皇太子妃。

さりげないベルト使いとスエードのローファーで、英国らしい洗練を添えて。

ロイヤルブルーで知的 & クリーンに

妃が信頼を寄せる英国ブランド、アレクサンダー・マックイーンのネイビースーツを纏うキャサリン皇太子妃。

シャープなシルエットに、白のインナーで軽やかさをプラスし、知的な印象の中にもしなやかな女性らしさを漂わせて。

Text:K.uehara