今回ご紹介するのは、アパレルブランド「ROTATE Birger Christensen」の創設者、クリエイティブディレクターを務めるソーラ・ヴァルデマール。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションで学んだのちに、雑誌のファッションディレクターやスタイリストとして活躍。のちに元エディターで友人であるジャネット・フリス・マドセンとともに「ROTATE Birger Christensen」を立ち上げます。
そんな彼女の、モードな個性が光る着こなしをファッションウィークのストリートスナップからピックアップしました。
アクティブさをキープしながらモダンさをひとさじ
潔く脚を露出するデニムミニスカートを使って、ヘルシーさをアピール。裾を結ぶデザインのカーディガンでアクティブさを加算しながら、パワーショルダーのディテールでモダンさをミックスしました。爽快感漂うグリーンの差し色がキャッチーさを盛り上げます。
ストイックなパンツで個性を宿して
シンプルな黒のノースリーブニットは、襟ぐりのラインストーンがモダンなフレイバーを加えてくれます。そこにスナップがあしらわれたバーガンディのレザーパンツを添え、辛口な個性派スタイルにトライ。太さ、デザインの異なる黒ベルトを重ね付けしたこともストイックなムードに貢献。
マチュアな深みレッドなら大人の余裕を醸せる
デコルテがあらわになるベアワンピースは、ワインレッドとフラワー刺繍のおかげで大人の余裕たっぷり。透ける素材なので、深みのある暖色でも涼やかに整っています。そこにマスタードイエローのバッグをプラスし、カラーブロックにすると生き生きとした印象に。足元はあえてコンフォートなビーチサンダルで外し、小粋なオーラを振り撒きました。
キュートなバルーンスカートを格好良く見せて
ふんわり膨らんだバルーンミニスカートも、ソーラのような着こなしなら辛口な印象に。ホルターネックのニットベストを合わせすっきりと見せたら、足元にはループファーがあしらわれたサンダルを迎えてシルエットに緩急をつけて。ブラウン、黒、ベージュといった落ち着いたカラーで構成し、大人らしさをしっかり確保。
一枚で絵になるワンピースが役立つ
コーディネートを考えるのも億劫になるような暑い日には、こんな主役級ワンピースに頼って。黒地に白の花柄レースが施されたワンピースは、くびれたウエストと緩やかに広がるAラインが優雅さを叶えてくれます。足元には黒のタビパンプスを合わせ、きりっと整頓。スリークなセンターパートのミニボブヘアで、スタイリッシュなムードを後押し。
ソーラ・ヴァルデマールのサマースタイルを5選お届けしました。
それだけで様になるワンピースを迎えたり、個性が光るアイテムをうまくミックスすることで、薄着になる夏の装いにモードなインパクトを添えましょう。
Senior Writer:Fumika Abe