今回ご紹介するのは、ジャマイカ出身でインフルエンサーとして活躍するタム・マクファーソン。6歳のときにニューヨークに移住した彼女は、フォーダムロースクールとビジネススクールで法務博士号と経営学修士号を取得。その後夫とともにミラノに拠点を移し、クリエイティブディレクター、ストリートフォトグラファーとして活動をスタート。さらにイギリス版『GRAZIA』でコラムを担当したのち、イタリア版の同誌で編集長を経験しファッション業界のキャリアを積みました。2008年にリニューアルしたブログ&マガジン『All the Pretty Birds』が人気を集めています。
そんな彼女の、高揚感漂う春、初夏の着こなしをピックアップしました。
ドレッシーなパンツと目を引くジュエリーで飾って
「サカイ」のショーに参戦したタム。白トップスと黒ワイドパンツのシンプルワンツースタイルは、フリンジ×ツイードのドレッシーなパンツを選ぶと表情豊かになり、定番配色でも単調になりません。そこにキャッチーなイヤリングとネックレスをプラスし、飾りっけを出して。真っ赤なルージュがモノクロの装いによく映えて。
ダークカラールックに軽やかスニーカーを添えて
最新の「ミュウミュウ」のコレクションに参加した際には、シャツ、セーター、ブルゾンとアームカバーをレイヤードしたメリハリたっぷりの着こなしを披露。ダークカラーを基調とした装いに、クリーンな白靴下とペールカラーのスニーカーが映えて春らしさが盛り上がっています。バッグを“抱えて持つ”トレンドの人気はまだまだ継続中!
エアリーなワンピースが春風に舞って
「クロエ」のショーには、ベージュとエアリーな素材感がしなやかかつ軽快なワンピースで来場。ローライズの切り替えが抜け感を生んでくれるので、ボタンを多めに外してリラックスムードを倍増。小物もニアリーカラーで統一し、調和を取って。彼女はファーバッグをプラスしていますが、これからの時期ならフリンジバッグを足して、再び注目を集めているボーホースタイルにチャレンジしても素敵!
涼感配色なら爽やかさ抜群
さらっと一枚で着こなすワンピーススタイルが絵になる初夏。彼女が「ジマーマン」のコレクションに参加した際に着用していた、ライトブルーのデニムワンピースは季節感を盛り上げてくれます。ボリュームスリーブやフレアのロマンティックなディテールも、ウエストのカットアウトとデニム素材のおかげで甘くなりすぎません。明るいブルーの涼感と、シルバーのパンプスとジュエリーのひんやり感が呼応して。
レトロなフェミニンスタイルで気分を高めて
「ジャンバティスタ・ヴァリ」のショーに参戦したときの着こなしをピックアップ。たっぷりと分量感のあるグリーンのフレアワンピースに、セットになったショート丈のジャケットを重ねてレトロな趣を漂わせて。サーモンピンクのバッグと真っ白なサンダルを合わせ、春から初夏に相応しいカラーコーディネートをコンプリート。
タム・マクファーソンのストリートスナップを5選お届けしました。
これからの季節に活躍するシーズンレスなモノトーンや、軽やかなスカート、ワンピーススタイルをアップデートするなら、ぜひ彼女を参考にしてみて。
Senior Writer:Fumika Abe