ずっと愛用しているお気に入りのジャケット、友人が手がけた温もりあるネックレス、ヴィンテージショップで偶然出会ったコート……。時代や流行に流されることなく「自分らしさ」を大切にしているファッション愛好家たちの「愛用品」には、それぞれの時間や思いが詰まっています。本連載では、6人の女性が選んだ愛用品と、その背後にあるストーリーをお届けします。

地元ブランドや友人が手がけたもの、地球環境に配慮したアイテム選びが軸

【PROFILE】
mayu / アーティスト
数々のアーティストのコーラスサポートやバックダンサーとして活動後、メジャーデビュー。その後、日本の注目ブロガーTOP30に選ばれ、活動の幅を広げるため2015年渡米。現在は、ニューヨークで子育てをしながらファッション及び音楽活動を続けている。
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/mayutohfuku

流行のスタイリングに自分の要素を取り入れたオリジナリティ溢れる着こなしが得意な彼女。派手な柄やカラーも、長く愛用できるものを慎重に選び購入。ニューヨークに移住してからは「モノをできるだけ循環させて、地球環境に貢献したい」という思いが強まり、誰かのセカンドハンドやヴィンテージショップでの購入を心がけるように。

Coming Of Age NYCのナイロンバケットバッグ

「セカンドハンドを取り扱っているThe Real Realというオンラインショップで購入した、ブルックリンのブランド、Coming of Age NYCのバッグ。たっぷり入ってとっても軽いので重宝しています。ずっと欲しいと思っていたんですが、できればセカンドハンドで買いたかったんです。新しいものを買うのもいいのですが、なるべく「循環させること」を意識して購入するようにしています」

お買い物で少しでも環境保護、具体的な数字で実感できる貢献

「中でもここのサイトは、自分が商品を買うことで、どれだけ地球環境に貢献しているかを数字で教えてくれます。私がこのバッグを買ったことで、604リットルの水と2,97kgの温室効果ガスの排出量を削減できたことになるんです」

TACHIBANA ZAKKATENのオーダーメイドネックレス

「友人が手がけるアクセサリーブランド、TACHIBANA ZAKKATENで作ってもらったレターチャームネックレス。シルバーはデザイナー本人が一つ一つ磨き、型を取って作られています。不揃い感が可愛らしいピンクパールに、私のイニシャルと、最愛の娘と息子のイニシャルチャームを加えてもらいました。存在感があり、コーディネートのアクセントにもなる大のお気に入りです」

ニューヨークブランドのアクセサリーたち

「Laura Lombardiというニューヨークのブランドのピアスとブレスレットは、自分のスタイルにぴったり合い、愛用しています。ニューヨークブランドを応援する気持ちも込めて選びました。右のカフは、以前働いていたブルックリンのヴィンテージショップ、Vintage Rabbitsで購入したもの。シルバーとゴールドのミックス感が気に入っていて、よくつけています」

Sea new yorkのコート

「このコート、まるで布団(笑)みたいに厚手でとっても暖かいんです。極寒のニューヨークでは欠かせない一着で、ほぼ毎日着ています。寒さ対策だけでなく、ニューヨークの街並みにも映えるので気に入っています。黄色のブーツと合わせるのが好きです」

※掲載アイテムは全て本人私物となります。

Photograph:mayu 
Senior Writer:H_aco