筆者の実体験です。子どものころ毎朝5時に起きると、祖父が“謎の朝ごはん”を食べていました。
見た目のインパクトが強すぎて、当時の私は正直ちょっと引き気味。でも大人になった今、「あれ、実はかなり理にかなってたのでは?」と思っています。

毎朝5時の不思議な光景

私はなぜか毎朝5時に起きる子どもで、起きてすぐリビングに行くのが習慣でした。同居していた祖父がその時間にいつも朝ごはんを食べていたのですが、そのメニューがかなり独特。

祖父は納豆に付属のタレとからしを入れて混ぜ、熱々のご飯にのせます。さらにその上に生卵を割り入れ、マヨネーズをぐるっとひと回し。最後に鰹節をふわっとかけ、全部を豪快に混ぜて一気にかきこんでいました。

子ども心に「なにそれ?」

当時の私は、その見た目にちょっと引いていました。「なに作ってるの……?」と困惑していたのを覚えています。特に“納豆+卵+マヨネーズ”という組み合わせはなかなか衝撃的。ただ、私は昔からマヨネーズが大好き。ある日、気になってこっそり真似してみました。

すると、びっくりするくらい美味しいのです。コクと旨みが全部まとまっていて、朝からガツンとくるのに不思議と食べやすい。しかも、かけて混ぜるだけなので驚くほど簡単でした。

実は“家系の定番”

聞くと、この食べ方は祖父だけではなく、曾祖父や祖父の兄弟たちもやっていた定番メシ。そして、その親族たちがみんな90歳以上まで元気に長生きしていると知り、「もしかしてこれ……?」と妙に納得。

もちろん本当に関係があるかは分かりません。でも、よく考えれば納豆も卵も栄養価が高く、ご飯はしっかりエネルギー源。かなり理にかなっている気もします。

見た目で判断していた

最初はちょっと抵抗がありましたが、大人になった今は見方がかなり変わりました。むしろ、時短で栄養も取れて満足感も高い、“かなり優秀な一杯”だったのではと思います。実際、忙しい朝ほどあの味を思い出して、今でもたまに食べたくなるのです。

見た目だけで判断していたけれど、昔の人の定番ごはんって、案外ちゃんと理由があるのかもしれません。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:橘 りお
大学卒業後、保険会社で営業関係に勤務。その後は、エンタメ業界での就業を経て現在はライターとして活動。保険業界で多くの人と出会った経験、エンタメ業界で触れたユニークな経験などを起点に、現在も当時の人脈からの取材を行いながら職場での人間関係をテーマにコラムを執筆中。