忙しい日々のなかでも彼女たちが選び抜いたアイテムは、トレンドではなく“自分に合うこと”が基準。そのコスメを選んだ理由や、日々の美容習慣とライフスタイルから、リアルで等身大の美のヒントを探ります。
ナチュラルに、そしてシンプルに。

【PROFILE】
アヌーク・ド・レピノワ / アーティスト、フォトグラファー
南フランスに生まれ、幼い頃から美意識を培う。伝統を重んじながらも、自由で現代的な感性を作品に昇華し、アーティスト、フォトグラファーとして活躍。6ヶ月ごとに異なる土地に滞在し、その地で得た体験や空気感を作品に落とし込む独自のスタイルが注目を集めている。日々の暮らしでは、自然由来のプロダクトを取り入れたシンプルで健やかなライフスタイルを実践。
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/anoukdlpns
仕事柄、旅をすることが多いため、持ち歩く荷物はできるだけミニマルに。その習慣は、日々のメイクにも影響していて、ポーチの中に入れるのは本当に必要なものだけ。祖母や母から受け継いだシンプルな美容習慣のなかで大切にしているのは、“自分の体の声を聞く”という感覚。毎日を心地よく過ごせるように、今の自分にしっくりくるアイテムを揃えている。
ポーチの中身を紹介!

「実は、あまりメイクポーチって持ち歩かないんです。ポーチにまとめると、かえって荷物がかさばるように感じてしまって。仕切りの多いバッグを使うことが多いので、その機能を活かしてコスメ類は直接収納しています」
(1) シュワルツコフ Got2b Glued 2-in-1 Brow & Edge Gel
(2) erborian BBクリーム ヌード
(3) CHANEL ガブリエル シャネル エッセンス オードゥ パルファム
(4) ゲラン アクア アレゴリア マンダリン バジリック オーデトワレ
(5) ダヴィネス オイ ハンドバーム
(6) BeYu ブロンザー
(7) SEPHORA チークブラシ
フレグランス

「フレグランスはいつも持ち歩いているマストアイテム。香りは自分らしさを伝えるものであり、気分転換にもなるので欠かせません。好みは甘さ控えめでジェンダーニュートラルな香り。シャネルの『ガブリエル』は、強さとしなやかさのバランスが絶妙で、今の自分にぴったりだと感じています」
「軽やかな香りが欲しいときには、ゲランの『アクア アレゴリア マンダリン バジリック』を。オーデトワレのミニサイズは持ち運びにも便利です。ダヴィネスのハンドクリームの香りも大好きで、ヘアケアとライン使い。香りと同じくらい、日々の保湿ケアも大切にしています」
ベースメイク

「素肌を完全に隠してしまうのは、なんだか自分らしくなくて好きじゃない。自然なツヤとカバー力のあるerborianのBBクリームをずっと愛用しています。もともとは母のおすすめで使い始めたのですが、今では何本もリピート中。仕上げには、ドイツのコスメブランドBeYuのブロンザーを。肌になじむオレンジベージュで、コントゥアーやブロンザーとしてはもちろん、アイシャドウにも使える万能アイテムです」
アイブロウ

「これまでずっとロングヘアが定番だったのですが、この春にフレンチボブにスタイルチェンジ。それをきっかけに、眉にも少し強さを持たせたくなりました。シュワルツコフのジェルは、額の生え際や眉の毛流れを整えるために使っています。マルチな使い勝手の良さがお気に入り。“気に入ったコスメは最後まで使い切る”のが自分のルールなので、このジェルのように、自分にしっくりくる一本に出会えると本当にうれしいんです」
※掲載アイテムは全て本人私物となります。
Senior Writer / Photographer:Yuko.K