今回ご紹介するのは、デンマーク出身で、スタイリスト兼ファッション&インテリアのコンサルトとして活躍するペルニーレ・タイスベック。デンマークの雑誌のファッションディレクターやエディターとしての経験を持つ彼女は、ブログをきっかけに人気に火がつきました。そんな彼女の春の着こなしを4選ピックアップ。まだ寒さの残る日や、春気分を満喫したいときに参考になるので、ぜひチェックしてみて。
ミニワンピースにハードな趣をプラス

シンプルな黒のミニワンピースも、褪せた加工が効いたレザージャケットとバックルブーツを合わせれば、ストイックさが備わりきりっとかっこよく整います。ビターなブラウンを選び、黒とわずかな変化をつけることで奥行きを生み出しました。手元には端正なレザーミニハンドバッグを携え、品の良さを共存させて。
モードなジャケットとブーツを採用して着映える

春の軽アウターとして重宝するミリタリーブルゾンは、パワーショルダーとショート丈のコントラストが絶妙な一枚。シューズはアウターのインパクトに負けないプラットフォームのロングブーツをセレクトし、構築的なシルエットを作るとモード感が加速。そこにIラインのロングスカートを合わせ、バランスアップに繋げて。仕上げに真っ白なバッグを投入して軽快さを演出。
色の配置箇所を意識すればモノトーンが垢抜ける

アウター要らずの暖かな春の日には、クリーンな白シャツがよくマッチします。スレンダーな黒ロングスカートを合わせて、ミニマルシックの軸を確保。シャツのインに白のタートルニットを仕込むと単調さを防止できます。ブーツはスカートと同じ黒を選んでも素敵ですが、トップスとおなじ白を選ぶとバランスよく色が繰り返され、小気味良い仕上がりに。
黒で締める大人のカラースタイリング

高揚感漂う春のイエローシャツは、ビッグサイズを選ぶと動きが出てこなれ感をアピールできます。片方の肩を覗かせたり、袖をブラウジングするテクニックで立体感をアップ。黒ショートパンツからすらっと伸びる脚を、シャツの色とリンクしたイエローパンプスで受け止め生き生きと。バッグもパンツの色をリピートすると、引き締まって好バランスに着地。
シンプルな組み合わせながらも、モードなアイテムをうまくミックスすることで上級オーラを放っていたペルニーレ・タイスベック。程よい冒険心を授けてコーディネートをアップデートしたい、そんなときに参考にしてみて。
Senior Writer:Fumika Abe