ずっと愛用しているお気に入りのジャケット、友人が手がけた温もりあるネックレス、ヴィンテージショップで偶然出会ったコート……。時代や流行に流されることなく「自分らしさ」を大切にしているファッション愛好家たちの「愛用品」には、それぞれの時間や思いが詰まっています。本連載では、6人の女性が選んだ愛用品と、その背後にあるストーリーをお届けします。

自由な表現とサステナブルな消費で自分に合うものを見極める

画像: 自由な表現とサステナブルな消費で自分に合うものを見極める

【PROFILE】
Maura / Eleven Village Milanoオーナー
ファッションバイヤーやファッションコンサルタントを経て、2015年、ミラノの中心地にヴィンテージジュエリーを取り扱うサステナビリティを意識したショップ「eleven village store」をオープン。ヴィンテージジュエリーはもちろん、ヴィンテージモノやセカンドハンドをこよなく愛する。
INSTAGRAM:https://www.instagram.com/eleven_villagestore

人生は自分を枠に入れてカテゴライズするには短すぎると感じ、流行に縛られず自由にファッションを楽しむ彼女。素材や生産地にこだわり、透明性のないブランドは選ばない。ブランドの哲学を重視し、サステナブルな選択を心がけているという。また、供給過多な時代だからこそ、自分の基準を持ち、意識的な消費を実践。大好きなヴィンテージジュエリーを身につける際には、誰が使っていたのか、どのように自分の手に渡ったのか、ジュエリーとの対話を楽しんでいる。

80年代のメンズのダスターコート

画像: 80年代のメンズのダスターコート

「3年ほど前にミラノのセカンドハンドショップ、Humana vintage storeで購入した80年代のメンズのダスターコートです。一目惚れしての購入だったのでブランドはわからないですが、おそらく「AVRELIA」。一度も使用されていない良い状態で見つけることができたのは奇跡です。ヴィンテージっていつも良いものが見つかるとは限らないので、ラッキーでした」

パリ在住のアーティストが手がける19世紀後半のネックレス

画像: パリ在住のアーティストが手がける19世紀後半のネックレス

「パリを拠点に活動するイタリア人ジュエリーアーティストが手がける「il coralliere」のネックレスです。彼の作品に恋をしたんです。彼の作品にはヴィンテージの要素、天然石、サンゴが使われていて、これは19世紀後半のに使用されていた義眼を落とし込んだネックレスです。店舗はなく、オンラインで購入できます」

Samsoe Samsoeのタートルネックのニットトップス

画像: Samsoe Samsoeのタートルネックのニットトップス

「何年も愛用しているメンズのタートルネックのニットトップスはデンマークのブランド「Samsoe Samsoe」のものです。柔らかなカシミア素材なので、寒い日や気分が優れないときに身に着けると、まるで自分が包まれているような幸せな感覚になれます」

オリジナルブランド、Miròのパンツ

画像: オリジナルブランド、Miròのパンツ

「私たちのオリジナルブランドであるMiròのパンツもお気に入りです。メンズパンツからインスピレーションを得て作ったもので、フロントのタックとハイウエストが相まって下半身を細くすっきりと演出してくれます。それでいて、身体を優しく包み込むような安心感を与えてくれるのでヘビロテしています」

※掲載アイテムは全て本人の私物になります。

Photograph & Senior Writer:H_aco 

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