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私の友人・美希さん(仮名)は、手料理に対して「ごちそうさま」と言われると、決まって「お粗末さまでした」と返していました。すると、作っていないはずの夫までその言葉を使うようになって……モヤモヤしつつも流していた美希さんでしたが、義父母との食事で思わぬ展開に!?

いつもの食卓でのやり取り

私は食事を作ったとき、「ごちそうさまでした」と言われると「お粗末さまでした」と返していました。実家の母がいつもそう言っていて、私も自分が作ったときにはそのように返すことが身についていました。夫に対しても、ずっとそんなやり取りをしていたのです。

夫の返事に感じていたこと

娘が生まれ、2歳になって少しずつ話せるようになったときのこと。娘が「ごちそうさまでした!」と元気に言うと、夫が自然に「お粗末さまでした〜」と返すようになっていました。

作っていない夫がそんなふうに返していることに、私は少しモヤモヤしていました。本来の言葉の意味を考えると、正直少しムッとしてしまいます。

ただ、夫にとって深い意味はなく、私の真似をしているだけなんだろうなとも思っていました。そのため、特に指摘することもなくそのまま流していたのです。

義母の鋭いツッコミ

そんなある日、義父母をわが家に招いて食事をすることになりました。普段は外食が多いのですが、この日は私が簡単な料理を振る舞いました。和やかに食事を終え、義父母が「ごちそうさま〜。ありがとうね」と声をかけてくれた、そのときです。

なんと、私より先に夫が「お粗末さま〜」と返事をしたのです。その瞬間、義父母が「え?」と顔を見合わせました。そして義母が、「ちょっとあんた! 作ってもないくせになに言ってるの?」と夫にツッコミを入れます。

夫は「え? なんで?」と戸惑った様子であわあわ。そこで義母が、「『お粗末さま』は作った側がへりくだって言う言葉なのよ!」と説明してくれました。

やっと分かった「お粗末さま」

そこでやっと、夫も言葉の意味をきちんと理解したようでした。どうやら長年、私が「ごちそうさま」に対してそう返していたため、単純に『セットの返事』として覚えていたようです。

「えっ、ずっと間違って使ってたってこと!?」と、夫はかなり恥ずかしそうにしていました。そして「ごめん……」と肩を落として謝ってきます。私はその様子を見ながら、(たしかに、意味をちゃんと説明したことなかったな……)と思わず笑ってしまいました。

それ以来、夫がその言葉をむやみに使うことはなくなりました。義母の鋭いツッコミがきっかけで、夫の「お粗末さま」の真相が発覚した出来事でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2025年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

EPライター:辻 ゆき乃
調剤薬局の管理栄養士として5年間勤務。その経験で出会ったお客や身の回りの女性から得たリアルなエピソードの執筆を得意とする。特に女性のライフステージの変化、接客業に従事する人たちの思いを綴るコラムを中心に活動中。

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